新しい扉が開く時
私は自分で『天才』と簡単に言ってしまう癖がある。
なんという自信家なんだろう...
天才だと言ってしまうと
多少の波風が立つので
いつしか言わなくなった。
内心は、『私、天才じゃん』って思っている事が多い。
この天才は少々プレッシャーに弱いので
勝手に自由に思っている位が丁度良かったりする。
前置きはさておき....
小学3年生ぶりに、紙粘土を渡され
二日間でゴジラを作るお題を突然出された。正しくは半日×2日だ。
隣には、おもちゃのゴジラ。
数本の工具と、紙粘土と、霧吹きのみ
勿論、工具なんて名前も使い方も分からないので、見た事ある2本の工具を選んだ。
小学生の時に紙粘土でカワイイ兎さんしか作った事もない私が何を思ったか...
『どうせ作るなら、そっくりに創ってやろう』謎のスイッチが入ってしまった。
気分はギリシャ彫刻家。
その後、没頭してしまったのだ。
二日目の完成後
「美大や工芸科出身か?!」
と先生が3人程集まってきてしまう程のゴジラが完成した。
「作ったことないですよ〜」
と私は、初めて作ったのに
あまりの上手さに可笑しくて笑いが止まらくなってしまった。
才能はいつ気付くかなんて分からない。
人によって見出されるのだ。
自分の事は自分が一番知らない。
だから、来たものは有り難く受け入れ
全力でやってみる。
眠っていた、才能が開花したゴジラがこちら
このゴジラ、すぐに壊される予定だったが
大切に保管してくださっているようです。
紙粘土なので
補強をお願いします。
と託して帰りました。
年末に神様より気付かされたら
新しい才能。
今回ばかりは天才と自画自賛する事を許して欲しい。
一体、何に活かそう...