ほっとひといき

俳優+アーティストの美紗央によるブログ

共感覚の世界

私はお散歩が好き。

お散歩中は何をする訳でもなく

自由気ままに歩くだけ。

二、三時間出掛ける日もある。

大抵は音楽を聴いて

音楽の世界に浸っている。

なので、私を見かけた人が

どれだけ大声で呼び止めても

全く気がつかない。

恥を忍んで

何度も呼び止めてくれた勇敢な人の

意識のようなものが私の体に刺さった時

漸く、振り向くのだ。

 

 

私は、人に恥をかかせる天才かもしれない。

 

 

音楽が止められないのは

音が一種のお守りのような役割を果たすから。

共感覚の私は

昔からとにかく音に敏感。

 

自然の音が溢れている時は

大抵は、風や虫の音を聞いて

心地よく歩いている事が多いが、

車が走る道路、電車、、機械の音は

嫌な気持ちになり

どうしても遮断したくなる。

 

色や形で表すとしたら

灰色が引き裂かれるような奇妙な色。

その映像をまともに見ると

叫びたくなるので

普段は、生存本能で読み取らないように

なっているようだ。

 

 

逆に美しい音や音楽は

ずっと聴いていられる程気持ちが良い。

音楽のシャワーを浴びているような

感じがする。

 

ピアノ音は音符ごとに

ちゃんと色がある。

私は音符が読めないけれど

色が見える。

藍色、黄緑色、水色、黄色、薄い紫とか、、

因みに私は藍色の音色が一番好き。

 

 

他の楽器にもちゃんと色がある。

 

 

共感覚というのは特別な力でもない。

ほとんどの人が持ち合わせている

能力だという。

 

私の脳が機械音は読み取らないように

無意識的に機能をしているのなら。

この素晴らしい能力を

生存本能という理由で

脳が見せないようにしている可能性は

大いに有り得る。

 

 

だって、私達の脳のほとんどが

未だに眠ったままなのだから。

 

 

他の人は

一体どんな世界が見えているのだろう?

 

 

おそらく、最初の共感覚アート。

ここから絵を描く扉が開かれました。

この時は、100均の水彩絵の具と画用紙で

ひたすら描いていました。